取締役CTO

池田 秀行

600人を統括した企業経営者が50人の企業のCTOになった理由

 東京工業大学大学院を卒業した後、新卒で日本総研に入社し、7年間様々なプロジェクトにエンジニアとして参画しました。ここでエンジニアリングの基礎を培い、2007年前職のgloops株式会社(当時の社名はGMS)にジョイン。代表の井手とはここで出会うことになります。

 当時同社は紙媒体の広告代理店でしたが、「インターネットビジネスをしたい」という経営陣の意向もあり、私が入ってから事業をシフトしていきました。ガラケーのSNSなど、いくつものサービスを立ち上げましたが、API等の技術革新によるオープン化の波を読み、プラットフォームに自分のコンテンツを提供していく「コンテンツプロバイダー」の立ち位置を取りに行くことを意思決定しました。

 それが奏功し、事業をスマートフォンのソーシャルゲーム領域へ完全移行、6人で始まった会社は10年で約600人にまで成長しました。会社の急成長は喜ばしい反面、育成や評価制度設計など、組織構築のために必要な施策が追いつかず、会社の仕組みづくりの重要性を強く感じていました。

 私自身、CTOから代表取締役とステージが変わっていったという背景もあり、より強く組織についての課題を感じるようになったのだと思います。
その後会社も次のフェーズに行くというタイミングで経営から退いたのですが、前から仕事を一緒にしていた代表の井手から声がかかりました。

 Giveryが取り組んでいるITエンジニアのスキルを可視化する事業や、掲げている課題感、“Empowering Engineers”というビジョンに非常に共感し、同時に歴史の長いサービスがグロースしていなかったことも見受けられたため、「ここで自分の経営やエンジニアの経験が活かせる」と思いました。どんなに良い商材でも世の中に届けないと意味がありません。GIveryの理念やプロダクトのビジョン、そしてここにいる人たちであればや更なる成長を見込めると考え、ジョインすることを決めたのです。

フラットな関係でなるグローバルなチーム

 Giveryのエンジニアは外国籍の方が多く、事業部20名のうち、およそ3分の1を占めています。チーム内のコミュニケーションも英語で行われており、見た目からしても明らかに多様性があると言えます。

言語はもちろん、それぞれの文化的な背景も異なるため、組織運営の観点では簡単なことばかりではありません。当然、日本人だけのチームよりもコミュニケーションコストがかかっていると思います。

 さらにスキルが高いプロフェッショナル集団なので、皆プロダクトや技術に「こだわり」を持っており、それゆえに意見が分かれることもあります。
しかし、世の中に価値を届けたいという認識は同じなため、トップダウンの意思決定ではなく、フラットな関係でコンセンサスを重要視しながら、仕事を進めています。

 プロフェッショナルが集まって、個は当事者意識をもって課題解決に取り組み、チームは丁寧な意思決定プロセスを経ることで、様々な状況に対応できる強くしなやかな組織を作れると考えています。そんな組織だからこそ、良いプロダクトを作り続けられるということもあるでしょう。
エンジニアチームの皆が、会社の行動指針である「Give&Give」を体現しているので、言語や文化の壁があっても共に高みを目指していくことができるのです。

 他に外国籍エンジニアが多いことのメリットとして、「最新技術情報のキャッチアップ」という点が挙げられます。テクノロジーの最新情報は次々と更新されるため、エンジニアの多くは書籍よりもブログ等のWebからの情報からインプットしています。

 英語圏は日本と比べて情報量が桁違いなので、外国籍でアンテナの高いエンジニアがいると、チームとしても最新情報をスピーディにキャッチアップでき、タイムラグも防ぐことができるのです。

自分から挑戦できる人と働きたい

 「小さいチームで大きな世界に挑戦していこう」という想いを共感できる人と働きたいです。ベンチャー企業なので一人ひとりの責任は大きくなるものです。だからこそ、自ら周りを巻き込んでいき、具体的にこういうことをやりたいと自分から挑戦できる人と一緒に働きたいと考えております。

 自らアクション起こそうと思わない限り、大企業にいるのと変わりません。挑戦し続けるマインドを持った人と働くことで毎日が楽しくなると、私は思います。