代表取締役社長

井手 高志

創業の背景と成し遂げたいこと

社会にとって何が必要で、自分は何を成し遂げられるのか、これを考えた時に「スタンス無くして人脈できず」「質無くして事業できず」と言う言葉が頭をよぎります。
私は寿司屋で丁稚奉公をしていた時代から、自分から先に何かを与えることがまず第一に重要だと思っていました。「目の前の人が抱えている問題を解決したい」「人を幸せにしたい」という気持ちは、事業を創れば創るほど、ますます強くなっていきます。
「人に何かを与えることができる人になりたい、一生涯をかけて社会に何かを残したい」という根底の想いを胸に、私は2009年起業を決意しました。

清濁併せ呑んだ9年を超え、迎えた第二創業期

Giveryも10期に突入し、今はまさしく第二創業期。
あえてお話しをすると、これまでの9年は人が成長する上で必要な痛みを伴う期間でした。過去に事業で失敗した際を振り返ると、当時のメンバーはなかなか一丸となれていなかったように思います。
暗闇の中で「どうすれば良いのだろうか」「何が正しいのか」答えのない解を求め、考え抜き、そこから抜本的な改革に着手したのです。まずは改めて企業理念を再定義、再構築し、各事業部ごとにミッションを掲げて、再スタートを切りました。
「人と事業をつくる」私自身のミッションとしてはこれを掲げ、テクノロジーを強化しながら社会性のある仕事をしたいという気持ちを持って取り組んでいます。
何ができて、何ができなかったかを経営陣と定期的に振り返り、組織と事業をグロースできる環境を整え、外部からもエンジニアやトップマーケッターを巻き込み、チームを構築してきました。
これまではお世辞にもスマートに成長してきた会社とは言えませんが、あらゆる困難を皆で乗り越え、清濁併せ呑んで到達した今日であり、だからこそ、これから世の中をけん引する組織、事業になることを確信しています。

HR Tech部門の事業は、今後の日本のエンジニアを育て、輩出していくために必要な社会的価値を持っています。過去HR領域では様々な事業展開してきましたが、目の前のお客様の今のニーズを捉えながら、未来の課題を解決するプロダクトを創るという両輪が回り始めています。
デジタルマーケティング部門は、以前はSEOやリスティング広告代理店等のプラットフォームに依存したサービスを軸にしていましたが、外部要因によって事業そのものが左右される懸念はぬぐえず、戦略を抜本的に変えました。
「独自性の高い自社の強みを創りたい」そう考え、【ものを作るチーム】【ものを広げるチーム】【ものを売るチーム】この三位一体で自社プロダクトを創りだし、今の事業に至ります。
さらに現在、インキュベーション部門を立ち上げ、これから入る仲間とともに社会貢献性の高い事業を作っていきたいと考えております。

Giveryの事業、人、テクノロジーが目指す姿

 これからもGiveryが成長していく軸足は、テクノロジーに置き続けます。もちろんリアルでのサービスも必要ですが、自社プロダクトの開発と運用を続けることで、社会変革を起こす基盤そのものを創りたいと考えています。こうした価値を社会に残していくためには、より多くの資本が必要になることはもちろん、同時に様々なお客様、ユーザーの皆様、パートナーの皆様のお力添えが必要になるため、直近の目標は上場に置いています。

 また目指すものは「事業」「人」「テクノロジー」とそれぞれの観点で置いています。
「事業」としてこれからも引き続き目指すところは、社会への高い貢献性。
弊社は今まで自社のプロダクトを多数作ってきました。その経験があるからこそ0から1を生み出すことには自信があります。しかし、これまではプロダクトを生み出すのに注力していた反面、組織力や経営力は十分ではありませんでした。
プロダクトが良くても、戦略がなければ成功せず、チームが良くなければ続きません。
しかしGiveryは今、事業ごとの細かいPDCAを回すために必要な戦略フォーマット、チーム構成や精微な評価制度、教育制度などが揃ってきています。基盤が整ってきたという意味でも、今が第二創業期真っ只中であると言えると思いますし、ここから生まれた事業は更なる加速をするはずです。

 次に「人」について目指すことは、「プロ人材の輩出」です。伸びているベンチャーはひとえに教育に力を入れているという事例を見てきたこともあり、弊社でも一層力を入れています。その一つとして、今年から開始したGiveryアカデミアという制度。この制度では、座学、ワーク、テスト、OJTなど幅広い教育研修コンテンツを独自に作成し、先端技術やITに必要な知識はもちろん、社会人として必要な一般常識や社会課題への知見も養うことを目的としています。そういった制度や社内での業務を積み重ねていく中で、プロ人材を5年でつくることを目標として掲げています。Giveryに入ったらプロになれる、そういった概念を実現していきたいです。

 最後に「テクノロジー」について目指すことは、独自性の高い技術を駆使した更なる開発力の引き上げです。ご存知の通り、現在のテクノロジーは凄まじい勢いで変化しています。かつては、非エンジニアでも、ある程度のインプットがあれば一般的に使われたり、見られたりするものを創れたこともありましたが、今は先端技術を理解したエンジニアや、データサイエンティストのような高度IT人材でないと、新しいものを生み出すことはおろか、既存の問題にすら対応できないということがほとんどです。
こうした高度IT人材と呼ばれるスペシャリストを巻き込めない企業がベンチャーでは多いとされている中、幸運にもGiveryは、高い技術力と人間性を兼ねそろえたエンジニアが驚くほど集まっています。なので、その強みを活かし、独自性高くかつ新しい事業を作り続けていきたいと思います。

Giveの定義と、求める人物像

 私たちはGive&Giveを大事にしておりそれができる人を求めていますが、「Give」とは何か、そこの価値観がとても重要です。Give&Giveは全員で慰めあって助け合っていくだけの家族経営を指す言葉ではありません。時には厳しく言うことも相手へのGiveになります。これは会社の仲間と上を目指していく中でとても大事なことで、社会に求められられているのは、こうした「本質的に相手に必要とされること」を最優先してGiveできる人だと思っています。私たちの大切にしている相手への「謙虚・信頼・尊敬」の価値観を持ち、事業を通して「独自性の高いスキル身につけ、市場性を高めたい」と考えている人を、Giveryは求めています。

 また、これから新しい時代に入り、市場の成長のスピードはさらに加速していきます。濁流の先に立ちながらも、さらに先を目指していくにはどうしたら良いのかを考え行動を起こせる方は、Giveryにあっていると思います。
固定概念に縛られず、より良い仕組みをつくり、社会を変えていきたい方、またプロ人材になるために自身を鍛えたい方と、共にビジョンを成し遂げていくことは、私にとって最も幸せなことです。
そんな方々と一緒に社会の最前線に立ち、道を切り拓いていきたいと考えています。